住まいが被害を受けた時すること

こんにちは。
ツナグ不動産の松永です。

令和4年9月23日。
静岡県では台風15号による浸水、停電、断水などの被害が出ています。
1時間の降水量が100㎜を超す歴史的豪雨となりました。
私なりに何か力になれることを考え、少しでも今後の不安を解消できるようお役に立てればと思いました。参考にしてください。

火災保険に加入している場合、プラスで水災保険にも入っている方限定になりますが、「保険金の請求方法」と「浸水した家屋の消毒方法」をご紹介させていただきます。

目次

※注意 床下浸水では火災保険から保険金は出ません

床下浸水のみでは火災保険は適用されません。

火災保険の水災補償が適用されるには、以下の3つの条件を満たす必要があります。

  1. 再調達価格(建物評価額)の30%以上の損害を受けた場合
  2. 「床上浸水」である場合
  3. 「地盤面から45cmを超える浸水」によって損害が生じた場合

保険金の請求方法

まず一番に。

1.必ず被害状況の写真を撮ってください!

片付けや修理の前に家の被害状況を写真に撮って保存しておいてください。
※家の外と中の写真を撮ってください。
※詳しくは内閣府のチラシ(PDF:91KB)をご確認ください。

クリックすると拡大します↓

2.保険会社へ被害があったことを報告する

まずは、被害があったことを保険会社へ報告してください。その際には、保険証券を手元に置いて、以下の項目を伝えましょう。

  • 契約者氏名
  • 保険証番号
  • 損害の発生日時

3.市役所で「り災証明の手続き」をする

地震、大雨、強風、落雷等の自然災害により、住家に被害を受けたとき、保険会社等への請求には『り災証明書』が必要となります。
り災証明書は、災害により被害を受けたことを公的に証明するもので、市が被害状況の現地調査を行い、確認した事実に基づき交付します。

各自治体により手続き、必要書類等が違いますので、ご自身の市町村のホームページなどをご確認ください。

※ 自治体り災証明サイト一覧

4.保険金請求書を送付

保険会社から保険金請求の書類が送られてくるので、内容を確認して返送して下さい。

5.保険金請求に必要な書類を送付

保険金請求に必要な書類を用意して、保険金請求書と共に保険会社に送付して下さい。必要な書類は以下の3つです。

  1. 罹災証明書
  2. 写真
  3. 修理見積書

※罹災証明書は自治体の罹災証明書発行部門から、修理見積書は修理業者などに発行してもらいましょう。

なお、保険会社が修理をするわけではありません。そのため、修理業者は出来るだけ評判のいい業者を選びましょう。

稀に火災保険が出るからと、不要な請求をしてくる業者も存在するため、注意しましょう。

浸水した家屋の消毒方法

災害時には、感染症の拡大リスクが高まります。

家屋の清掃で感染症を発症する恐れもありますので、注意しましょう。

家屋での感染症対策について、下の資料をご活用ください。(厚生労働省ホームページより)

クリックすると拡大します↓

(1) 床下浸水の場合
   屋外(床下や庭)の消毒は、原則不要です。

  • 床下の汚水を完全に排水します。
  • 床下や家の周囲にある不要なものや泥などは取り除きます。
  • 土砂等を取り除いた後、水で流せる場所はよく汚れを洗い流し、しっかりと乾かします。雑巾等で吸水し、扇風機等により強制的に換気するなど乾燥に努めます。
  • 床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くします。床下は狭く、慣れない作業のため、けがや事故を招くことがあります。
  • 自分では無理のない範囲にとどめ、専門家に相談しましょう。

(2) 床上浸水の場合(床下部分については「(1)床下浸水の場合」も参考にしてください)

  • 水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要物を片付けます。
  • 汚れた家具や床・壁等は、水で洗い流すか、雑巾で水拭きし、風通しをよくして、十分に乾燥させます。必要に応じて、使用濃度に薄めた消毒薬で拭き取ります。
  • 食器類や調理器具は、汚れをきれいに洗い流したあと、次亜塩素酸ナトリウムに浸したり、熱湯で消毒をします。熱水式食器洗浄機が利用できれば最も効果的です。
  • 食器棚や冷蔵庫などの家具は、汚れをきれいに拭き取った後、消毒用アルコールなどで拭き取り消毒をします。

(3)食中毒・感染症の予防のために

  • 受水槽や井戸は、水質検査をする等、安全と衛生を点検・確認してから使用します。
  • 水に浸かった食品や、停電により保存温度が保てなかった要冷蔵・冷凍食品は廃棄します。
  • 全ての食材は十分な加熱調理をします。特に自家栽培した野菜などが水没または泥水が付着した場合、汚染や腐敗の可能性があるので、生食は避けます。
  • 調理、食事の前やトイレ、清掃の後などは、石鹸と流水でしっかり手を洗います。
  • 体調に異常を感じたら、早めに医師に相談します。

異常気象が多発すれば異常ではなくなってきます。
自然と共に生きているから災害に遭うのは当たり前、遭う前の備えや遭ってからの対策を考えておくと少し心配が減りますね。

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この記事を書いた人

宅建取引士・猫飼い歴15年

お家探し協力いたします\(^o^)/
家は外観からは想像できない中身があります。いいも悪いも見に行くことをお勧めします!
お気軽にご連絡ください。特に女性とネコ好きの方お待ちしています(^o^)丿

ちなみに、築40年以上の昭和の家に住んでいます!
いつかは素敵なリフォームしたいなぁと思いながら働いてます(^.^)

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