お家を買うには、諸費用が必要です
こんにちは!ツナグ不動産事務所の松永です。
お家は「販売価格」で買えるものだと思っていた一人です(^.^)
でも、よく考えれば、車を購入する時も「税金」「保険」「手数料」ってかかりますものね。それと同じように、お家を買う時にも ”諸費用” が必要になるんですよね。
では、いくら位かかるんでしょうか?
ざっくりの計算で、販売価格の8%~10%位と考えています。
これは、あくまで参考程度で、実際は住宅ローンの内容や火災保険の内容によって、人それぞれ物件毎に金額は大きく変わってきます。
ここから何にどれ位かかるのかを説明していきます。
諸費用 どんなものにかかるのか
諸費用を”2種類”に分けて考えてみます。
1つは「お家を取得する為にかかる費用」、2つ目は「住宅ローンにかかる費用」です。
まずは、「お家を取得する為にかかる費用」から見てみます。
1.仲介手数料…不動産会社に払う手数料です。 金額は「取引価格×3%+60,000円」×消費税が上限です。
2.印紙代…売買契約書に使います。売買価格が1,000万円~5,000万円以下の場合は、1万円の収入印紙
3. 不動産登記費用 …不動産の所有権登記をするときにかかります。登録免許税+司法書士への報酬と合わせてだいたい10万~30万位円位
所有権登記とは、購入者が登記簿に所有者として記載される事で、不動産の所有権を主張できます。
登録免許税は、建物は固定資産税評価額×0.3%。土地は固定資産税評価額×0.15%(軽減措置 2020年3月まで)
4.固定資産税…移転の日を境に、日割り計算で売主様と買主様で分担するのが一般的です。月割り計算の所もあります。
5.不動産取得税…不動産は高い買い物。そんな買い物を出来る人はお金を持っているから税金を払ってねというものです(持論です(^.^))
忘れた頃に県から納税通知書が届きます。 建物・土地の固定資産税評価額 × 4% ですが、現在、減税措置が取られていますので、 取得金額によっては不動産取得税がかからない事もあります 。ただし、こちらから申請をしないと減税になりませんので要注意を!
ここからは、「住宅ローンにかかる費用」です。現金で購入する方には、かかりません。
1.ローン保証料…ローンの返済が滞ってしまった場合に、保証会社に立て替えてもらうための費用のこと。銀行からの借入金が完済されるので銀行との契約関係は解消するが、返済が免除されるわけではなく返す相手が保証会社に変わる。 借入1000万円当たり20万円強が一般的です。
2.融資手数料…銀行の手数料。 銀行によって金額はバラバラです。手数料が融資額の2%となっていると、3000万円借入の場合、60万円が手数料となります。
保証料は0円だけど、手数料が60万円かかるという銀行もあるので 一つの費用だけで判断しないようにして下さいね。(下記表参照)
3.住宅ローン抵当権設定費用…抵当権の登記費用。登録免許税+司法書士への報酬と合わせて だいたい10万円位
登録免許税(住宅用家屋に抵当権を設定する場):設定金額の1/1000
4.印紙代…ローン契約書に使います。 貸借契約書が、1,000万円~5,000万円以下の場合は、2万円の収入印紙
A都市銀行 | Bネット銀行 | C銀行 | |
---|---|---|---|
ローン保証料 | 61万8000円 | 0円 | 0円 |
融資手数料 | 3万2400円 | 64万8000円 | 4万3200円 |
登記費用 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
印紙税(ローン契約) | 2万円 | 2万円 | 2万円 |
合計 | 77万400円 | 76万8000円 | 16万3200円 |
5.火災保険料… 火災保険の保険料は、補償内容によっても大きく変わってきますが、住宅ローンを組むときには必ず入る事になります。
例えば、契約年数:10年 、建物補償額:1,500万円、木造、築浅 一括払いの場合:約35万円位になります。
これに地震保険を付けると1年間で+4万円程かかります。
シュミレーション 【2000万円 中古住宅を購入の場合】
2000万円の中古住宅(土地1000万円、建物1000万円) 築10年 : 住宅ローン 2000万円
「お家を取得する為にかかる費用」 … 概算合計 986,000円
1.仲介手数料…726,000円 2.印紙税…1万円 3.登記費用…15万円 4.固定資産税…10万円 5.不動産取得税…0円
「住宅ローンにかかる費用」… 概算合計 1,070,000円
1.ローン保証料…20万円 2.融資手数料…40万円 3. 住宅ローン抵当権設定費用…10万円 4.印紙代…2万円 5.火災保険料…35万円
合計 205万円になります。
意外と大きな額になりびっくり!しますよね。
実際はこの数字から上下しますが、諸費用も考慮したうえで、購入計画を立てるようにしましょう。