リフォームを検討している方の予算は、平均265万円

リフォームしたキッチンの写真

「リフォームを検討している方の予算は、平均265万円。」

(一社)住宅リフォーム推進協議会が、2021年1月19日に「住宅リフォームの消費者・事業者に関する実態調査」の結果を発表しました。
リフォームを実施した1,032世帯、検討している方1,031名、リフォーム事業者1,504名から回答をしていただいた結果です。

なかなか面白い結果になっていますのでご紹介をしたいと思います。

目次

リフォーム回数は…

上記の表を見てみるとリフォームを実施した方で、初めてやった…49.9%、2回…24.5%、3回…12.1%、4回…3.5%と続いています。
初めてリフォームをしたが半数、残り半数は2回以上のリフォームを行っていることになります。
一度リフォームすると、複数回リフォームする人が多んですね。私が思っている以上に皆さんリフォームしているんですね(^.^) 

次にリフォームを検討中の方では、リフォームしたことが無い…20.5%、1回した…39.3%、2回した…24.1%、3回した…10.3%となっています。
約8割の方はすでに1度はリフォームした事があるという結果になっています。

ではどんなタイミングでリフォームを行うのかですが、初めてのリフォームは「物件取得のタイミングで行う」が6割強の63.1%となっています。中古住宅購入時に限ってみると、セットでリフォームを実施した方がなんと68%!中古住宅を購入した方のおよそ7割がリフォームを行っているんですね。

リフォームを検討するきっかけ「設備や機器が古くなった、壊れた」、「住宅構造部分が古くなった、壊れた」がメインになっています。

リフォームで実現したいことでは「一部の部屋の全面改修をする(居室・調理室・浴室・便所・その他の室の床又は壁の取り替え)」が最も多くなっています。が、実際にリフォームした箇所は「トイレ・便所」(64.0%)、「浴室・洗面所」(61.6%)、「キッチン・調理室」(46.1%)が多く、主に水回りになっています。
やはり、使用頻度が高く水を使用するため水回りは劣化してきますね。水回りは、10年を過ぎたころから不具合が出やすくなりますと言われます。といっても、見た目だけで劣化状況を判断するのは難しいですね。設備などに目立った傷や汚れなどがない場合でも、下地材や土台の腐食が進んでいるということが考えられます。実際私の家でも、2階にあるキッチンの排水口のゴムパッキンが劣化していて、そこから水漏れして1階の天井、照明などえらい目に遭いました(^_^;)

リフォームの平均費用は…

リフォームを実施した方の予算の平均は279万円。でも実際にかかった費用の平均は356万円で、当初の予算を77万円上回るという結果になっています。
予算が上回った主な理由は、「予定よりリフォーム箇所が増えたから」(49.0%)、「設備を当初よりグレードアップしたから」(45.4%)となっています。リフォームしていくうちに見えなかったものが見えてきたり、いずれやるなら追加でやっておこうとなりますものね。
主な工事内容としては「トイレ工事」「耐震工事」「温水器」「外壁/屋根・天井/床・基礎への断熱材の設置工事」「浴室工事」「窓ガラス・窓サッシ等の改良」と続きます。耐震工事と言えば静岡県では「トウカイ0」の名前で耐震工事費用の補助金制度が設けられています。市町村により補助金金額が違ってきますので条件などは市役所で確認して利用できる制度を活用してくださいね。

また資金源については、若年層が自己資金84.8%、親族からの援助24.4%、借入21.4%。
中高年層が、自己資金89.9%、親族からの援助12.4%、借入7%となっています。
リフォームにかかった費用を世帯主の年代別でみると、中高年層は平均【268万円】であったのに対し、若年層は平均【465万円】かけていました。若年層は自己資金(299万円)のみならず借入金(135万円)や補助金(31万円)の金額も中高年層よりも高くなっています。

リフォーム業者を選ぶポイントは…

では、実際に「リフォームをした方が業者を選ぶポイント」を見てみましょう。これは、お客様の率直な意見ですので信用性が高いと思います。


リフォーム実施者では、価格の安さの重視度が高まる。また、全国規模事業者は工事の質や会社への信用、地元密着事業者は価格の安さが選定につながっているようです。

リフォームを検討している方の業者選びポイントは主に「工事の質・技術」(29.0%)、「工事価格の透明さ・明朗さ」(26.3%)。
一方、実際リフォームした方が重視したのは主に「工事価格が安いこと」(25.1%)、「工事の質・技術」(20.3%)で、価格の安さの重視度が高まっているんですね。

契約したリフォーム事業者のタイプを世帯主の年代別でみると、若年層では全国規模の事業者(43.3%)と地元密着型の事業者(47.2%)の利用率はあまり変わらないが、中高年層においては7割弱が地元密着型の事業者を利用している結果になっています。地元の工務店の方が親しみがあり頼みやすそう。地元でやっているから下手なことはしないだろうって事なんでしょうね。その気持ちよく分かります。

事業者や設計士についての情報源は、主に「インターネット」(実施者29.9%/検討者41.1%)で、ネット利用率は上昇傾向となっています。

工事の満足度は82.8%。
では実際に工事を行った後の満足度についてですが、全体で82.8%が満足しているとの回答でした。
事業者別にみると、地元密着型の事業者(85.7%)が全国規模の事業者(77.8%)に比べ7.9ポイント高く、地元密着型の事業者の方が満足度が高い結果となっています。要望への対応力や十分な情報提供ができているかが大きいみたいです。

リノベーション・オブ・ザ・イヤー2020

リノベーション・オブ・ザ・イヤー」なるホームページを見つけました。

2020年からコロナの影響でリモートワーク、職住融合などが増え家の形が多種多様になってきました。
リノベーションはリフォームより大がかりになりますが、建物のビフォーアフターや予算など参考になると思います。

ぜひリフォームを検討している方は、この調査結果を参考にしてみてください。ちなみに私は生活をしやすく、家をながく使うためのリフォーム費用を今から貯めようと思っています。

売却相談・資料請求・内覧申し込みはこちら!

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この記事を書いた人

宅建取引士・猫飼い歴15年

お家探し協力いたします\(^o^)/
家は外観からは想像できない中身があります。いいも悪いも見に行くことをお勧めします!
お気軽にご連絡ください。特に女性とネコ好きの方お待ちしています(^o^)丿

ちなみに、築40年以上の昭和の家に住んでいます!
いつかは素敵なリフォームしたいなぁと思いながら働いてます(^.^)

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