働き方改革で住宅ローンが払えない？
こんにちは。
静岡市葵区川合のツナグ不動産事務所の花村です。
先日、テレビ番組で住宅ローンの支払いが出来なくなっているサラリーマンが増えているという特集をしていました。
働き方改革による残業の減少で収入が減ってしまい、基本給だけでは支払いが出来ないという人が多いようです。
政府が、働き方改革によってもっと社会を良くしていこうという意思を持ってやっていることは理解出来ますが、現実的に働き方改革によって困ったことになっている人がいるのは悲しいことです。
プレミアムフライデーってなんだー！
全ての物事はあちらを立てればこちらが立たず、という側面があるのは分かります。
おそらく、働き方改革によって救われる人もいると思います。
でも、そもそも働き方って政策によって決められるものなの？
僕は、働く人一人一人の意思を尊重することが、一番大切だと思います。沢山働く人が偉い訳ではなくて、残業しない人が悪いわけでもない。
僕が若い時、仕事は終わっているけど、上司が帰らないから帰れない雰囲気の会社がありました。
今はその逆で、仕事が終わらなくて残業したいけど、ルール上どうしても帰らないといけなくて、やりきれない思いをしている人が、僕の周りにも沢山います。つまり、帰りたいけど帰れない人がいた時代があって、今は残業したいけど残業出来ない時代になっているわけですけど、こんな画一的じゃなきゃいけないんですかね。
人それぞれの価値観や経済状況によって、自由に働ければいいと思います。働き方を強制したり、画一的にするっていうのは無理があるし、画一的にすることで、はみ出したりする人が出てきてしまう。
少なくとも政策によって、住宅ローンが払えなくなるなんてことはあってはなりません。
もしも、住宅ローンが払えない不安がありましたら、是非お気軽にご相談ください。
助けられるようにじっくりとお話を伺います！
本当に払えなくなってからでは遅いので、早めが良いかと思います。
住宅ローンが払えなくなったら、どうなるの？
住宅ローンが滞納した場合、３か月滞納で「個人信用情報機関」へ登録されます。
いわゆる「ブラックリスト」ってものです。
銀行のローン延滞の場合は、延滞解消されてから５年は記録が残ります。
その後、保証会社が銀行へ住宅ローンを返済します。この時点で住宅ローンの支払い先が、銀行から保証会社に異動します。
この支払先異動の事柄もブラックリストに載ります。
それでも、支払いがない場合は、裁判所へ競売の手続きをされます。
競売は市場価格よりも低い価格で取引され、落札されたらすぐに強制的に退去させられます。引越し先も引越し代も面倒は見てもらえません。
ただ、銀行もすぐに競売の手続きをするわけではありません。
「少し遅れてなら払えそう」とか「支払金額を少し下げてもらえれば払えそう」、「全く払えなーい」の場合、払えなくなる前に銀行にまず相談しましょう。
住宅ローンが払えなくなる人ってどの位いるの？
住宅ローンを払えなくなる人の割合（延滞者の割合）を調査した資料は無いので、住宅金融支援機構（フラット35）の「平成29年度リスク管理債権」を見てみると
全体の約４％。つまり25軒に1軒の割合で延滞などが生じていることを表しています。
この数字が、すべて回収不能になるわけですが、
ただ、ひとたび長期にわたる返済が必要な住宅ローンの延滞が始まれば、生活に大きな影響がでるのは言わずもがな…です。
働き方改革だけではなく、離婚や健康悪化、子供の進路、社会情勢の変化、ふとしたきっかけで誰にでも起きえる事です。
もし、住宅ローンの支払いに悩んでいる方は、悩まずに借入先の銀行に相談してください。
無理をせず、早めの対応をしてくださいね。
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