こんにちは。
ツナグ不動産の松永です。
「この家、売りたいんだけど。」
「引っ越さずに、住みながら売れるのかな?」
と不安に思っている方へ
「住みながら、売れます」
ただし、覚悟を決めてください。
とお伝えしたいです(^-^)
まず第一に、たとえ完璧でなくても、家のすべての側面を進んで見せる必要があります。
「この部屋だけは見せたくない」とか、
「壁に穴が開いているからタンスで隠しちゃおう」は、絶対ダメです。
マイナス部分も見せて頂きます。
大丈夫です。
あるものはある。ないものはない。です。
現状を見てもらい、納得した上で購入する、しないの判断をして頂ければいいんですから。
へたに隠して、後からもめる方が大ごとになってしまいます。
不動産は高い買い物ですので、損害賠償や違約金も高額になってきます。
プロセス全体を通して正直で透明性を保つようにしてください。
住みながら売る場合の成約率
「住みながら売る」と「空き家で売る」状態での、中古住宅の成約率は、
弊社のここ2年をみると
だいたい50%・50%です。
ということは、
「住みながら」だから売れない というわけではありませんから、
心配しているよりまずは行動です。
相談だけでもお近くの不動産会社さんに連絡してみては(^.^)
では、
どうしたら売りやすくなるかを、これから書いていきます。
家を売りに出すと
お家を売りに出すと決まったら、不動産会社はまず「チラシやインターネットなどに広告を出していきます」
売りやすくするためのアドバイス
広告を出すにあたり、重要となるのが写真や間取り図です。
お家を建てた時の図面などの書類があると、購入希望者にも分かりやすくなるので準備しておきましょう。
それから、写真はできるだけ多く掲載した方がメリットが大きいです。
買いたいと思っている人にお家を長い時間みてもらえます。
長い間見ていると、興味がダンダン高まってきます。
そして、マイナスな部分も隠さずに伝えた方がいいです。
信頼性が上がります。
それに、そのマイナス部分も大した問題ではない。とか、自分達で好きなように直していけるじゃん。とか人それぞれで考え方は違いますしね。
実際内覧に来て、広告と違った。とか、思っていた感じと違った。となると、見に来る人は多くても、なかなか決まらない状態になります。
それでは、時間や手間をかけた意味がなく自分達が疲れてしまうばかりです。
その広告を見た、購入希望者がお家を実際に見にきます。
それを「内覧」と言います。
中古住宅といえども高額になりますので、内覧しないで購入を決めることはありません。
「内覧」の日程は、売主様と購入希望者との日程調整を行い日時を決めていきます。
「内覧希望」の方は、そのお家に少なからず興味を持っている方です。
「内覧」は、興味を持っている人にアピールする場になりますが、購入希望者は1軒のみを気にしている訳ではないのが通常です。
何軒か内覧しますので、他の物件の方が条件に合っている場合はそちらに決めてしまいますが、それはそれで仕方がないです。
1組目の内覧者さんが、即そのまま買います!はい契約します!とはなかなかいきません。最初はどうすればいいのか分からないと思いますが、ほとんどは不動産会社が行いますのであまり心配しなくても大丈夫です。例えばその場で答えられない場合などは、後日お返事するといった形にしてもらいましょう。
内覧準備
「住みながら家を売却する場合」でも「空き家にして売却する場合」のどちらの場合でも、お掃除をしてあるかでだいぶ印象が変わります。
実際、片付いている、掃除が行き届いているお家ほど早く売れていく感じがします。
常にキレイな状態を維持できなかったとしても、最低限の不用品処分や整理整頓、掃除をしておくことをおすすめします。
お掃除ポイント!
内覧時によく見られるのが「水回り」です。
水回りといえば、キッチン・お風呂・トイレ。
水回りの衛生面では多くの方が気にされます。
いくらリビングがキレイになっていても、トイレが汚かったらお家を大切にしていないと思われます。
お風呂のカビ、トイレの黒ずみなどは真っ先にキレイにしておきましょう!
内覧当日の準備
- 掃除機をかける
- ベットや布団は整理しておく
- 部屋の換気をしておく
そして、
絶対に決めてもらうと気負わず、ゆったりした気持ちでお迎えしてください。
内覧まできても条件が合わず購入を見送られる場合は多いですから。
内覧時の注意点
内見する前に挨拶をした後は、購入希望者に付いて回る必要はありません。
購入希望者も自分のペースで家の中を確認したいので、売主様がそばにいるとプレッシャーに感じてしまいます。
ただし、質問があるときに、すぐに回答できるのは住みながら家を売る人のメリットです。見学している部屋以外で待機することをおすすめします。
あと注意点は、内覧時に直接値段交渉などはしないようにしてくださいね。トラブルの種になる可能性があります。
弊社の場合ですが、お茶などのご用意も不要です。
スリッパもこちらで用意しますので、スリッパもご用意も不要です。
なにげない情報が好印象!
内覧にきた方に、
- 安くて品揃えが良いスーパーが近くにある
- 近くの公園は空いていて遊びやすい
- 近くの川は桜並木がきれい
など、なにげない情報を伝えると、「住んでいる方の生の情報が聞けて良かった」と好印象を与えます。
また、ご近所付き合いについて気になっている方が多いですので、
- お子さんの年代が近い家庭が近所にいる
- お隣は老夫婦で暮らしていて騒音は出ない
- 近所の方との交流が多い・少ない
など、プライバシーを害さない程度の情報を伝えるのもよいと思います。
「なぜ売るんですか?」と聞かれたら
「お家を売る理由」 これは買いたい人にとっては気になるところです。
私もお客様に良く聞かれる質問の一つです。
住みながら売る理由は、
- 住宅ローンが残っていて、アパートを借りると2重の支払いでやっていけない。
- 売れたお金で次の家を購入したい。手元に多くの自己資金を持っていなくても、売却によって自己資金を捻出できるから。
- とにかく現金を残したい。
など皆様それぞれの理由があります。
それらの事情は不動産会社へはお話ししてください。そういった事情も含めて売る方向性の提案をして頂けると思います。
ただ、購入を考えている人に「売る理由」全てをお話しするのはためらわれるかと思います。
そういった場合は、不動産会社に相談をしてみてください。
私自身は、購入を考えている人に伝えるのは「住み替える為」でいいと思っています。
ここで気を付けてもらいたいのが、建物自体の不具合がある場合などは必ずお伝えしてください。
雨漏りがあるとか、シロアリの被害にあったなど分かっているものはお伝えください。
以前あってすでに補修しているのなら購入を考えている人も安心しますし、まだ直していない場合はこのままなので金額が抑えられているなど状況をお伝えし、あとは購入を考えている方の判断になります。
引渡し後に故意で隠していた事が判明した場合は、損害賠償請求になる場合もあります。そういったトラブルをさけるためにも建物の不具合は必ず説明しておきましょう。
売買が決まったら
お家の売買が決定した後は、早急に転居先を探さなくてはなりません。
契約書では、引っ越しの時間を考慮し契約から引き渡しまでの期間を「契約から3ヶ月」など通常よりは余裕をもたせるケースが多いと思います。
しかし、新居がすぐに見つかるとは限らないので、可能な限り売却活動と並行して引っ越し先の事前調査をすることをおすすめします。
次に住むのが賃貸でしたら、それでも比較的物件を探しやすいかと思いますが、戸建て住宅やマンションの購入を考えている場合は、ちょうどいい物件が見つかり、スムーズに取引が進んでいけばいいですが。タイミングがなかなか難しいですね。
こちらの都合ばかりではなく、相手の都合、銀行の都合などがありますので、そういった意味でも事前調査をして時間的にも心的にも余裕をもたせておきましょう。
また、引っ越しが多い時期にぶつかるとその費用も高くなるのでその点も注意しましょう。
まとめ
- 住みながら売れます。
- 売りやすくするためには、間取り図や写真多め。
- お掃除や片付けをしましょう!
- 引越し先の事前調査も進めていきましょう。
住みながら売れるか不安になるのは当たり前です。
家の売却を少しでも考えている、相談だけでもしたいなと考えている方は、早めに不動産会社に家を査定してもらい、いくらで家を売却できそうかを把握しておけば、住み替え予算の目途が立つので早いうちから新居探しを進めていけます。また、ローンが残っている家を売却する場合なら、売却価格でローンを返済できるのかも分かるので、早めに査定・相談して損することはありません。
静岡中部の不動産売却、土地・中古住宅・マンションの売却、不動産購入、土地・中古住宅・マンション・建売の購入をお考えの方は、ぜひツナグ不動産へお気軽にお問い合わせください◎
(もちろん、しつこい勧誘や営業は一切しませんのでご安心ください\(^o^)/)