こんにちは。静岡市葵区川合のツナグ不動産事務所の花村です。
僕に売却相談をしていただけるお客様のほとんどがまだ売るかどうか決めていません。
だから相談していただいた後に、売らない人もけっこういらっしゃいます。
売らないという選択は別に間違っていないです。
人によって正解は違いますからね。
例えば
- 「思っていたような金額で売れないのであれば賃貸住宅にしてみようかな」
- 「やっぱり家族の○○に使わせてあげようかな」
- 「今売るのは得策じゃないから、遺言に書いて〇〇に相続させよう」
であれば素晴らしい選択だと思います。
でも「売らない=先延ばし」は不正解です。
例えば
- 「思っていたような金額で売れないのであればもう少し考えよう」
- 「別に困っていないから、相続になった時に家族が使うなり売却するなり好きにすればいい」
こんなのは全然ダメです。
問題の先延ばしは、答えを選択したことになりません。
自分で決める権限があるのに決めないのは無責任です。
おそらく将来的に不動産価格の上昇はよほどの立地でなければ見込めないばかりか
理論的には人口減少による需要の減退で価格は下落する可能性が高いはずです。
つまり売るのも貸すのも、今が一番いい条件なはずなんです。
でも売るのも貸すのもやったことがないから面倒くさいし、なんだか怖いって人が非常に多いです。
だからもう少し考えようってなってしまって1ヶ月、3ヶ月、半年、1年、2年、3年という月日があっという間に経ってしまうわけです。
空き家になって3年もしたら建物の劣化症状もかなり出てきます。
住まわれているお家と空き家では全然違います。
そして数年経ったある日、所有者であるあなたが体の自由が利かなくて施設に入ることになったらどうなると思いますか?
お金が必要になりますよね。
施設に入るお金がある人はいいです。でもお金がない人は困ります。
誰が困るってあなたの家族が困ります。
その時に急に空き家を売ると言っても、すぐにお金に変えられるようなものではありません。
もちろんすぐにお金にするために、不動産業者に買い取ってもらうことも出来ますが、市場価値より安く売却せねばなりません。
そして不動産を売却する時に一番困るのが、所有者である人が痴呆になっている時です。
成年後見人などの必要が出てきて、家族だからと言って簡単に不動産の売却活動をすることは出来ません。
まして、今まで不動産の売却などの経験が無い人が、あなたの代わりに不動産会社や一般のお客様と折衝することは、精神的にしんどいものです。
それだったら元気な時に売っておいて欲しかった。っていうご家族がけっこういらっしゃいます。
答えを先延ばしにすることは、誰かに責任を押し付けるようなものだと思った方がいいですよ。
売らないのであれば基本的に売らないっていうことでいいですが、
上記の事例のような、自分が元気がなくなった時に家族の誰かが自分の代わりに売却活動をしなければいけない状況を作るのだけはやめた方がいいです!
お持ちの不動産をどうしようか決めるというのは本当に難しいことですが
「不動産の価値は、今が一番高い」
「誰かが使うなら売らない、誰も使わないなら売る」
これくらいシンプルに考えてみてください。
静岡中部の不動産売却、土地・中古住宅・マンションの売却、査定相談、不動産購入、土地・中古住宅・マンション・建売の購入をお考えの方は、ぜひツナグ不動産へお気軽にお問い合わせください◎
(もちろん、しつこい勧誘や営業は一切しませんのでご安心ください\(^o^)/)