不動産物件に掘り出し物件ってあるの?

目次

不動産に、掘り出しものってあるの?

ん? ちょっと引っ掛かります…
こんにちは。ツナグ不動産事務所の松永です。

相場より価格が安いって事は、やっぱり何かしらのデメリットがあるなと感じます。

ネットや不動産情報誌などを見て
「おっ! この場所で、この価格は!」と思い資料を取り寄せてみると、 過去に火事があり人が亡くなっているとか、 住めない家を取り壊す解体費用がかかるなど… 何かしら人が嫌がる原因があるんですね。

静岡市の不動産会社、ツナグ不動産事務所のホームページブログで不動産の掘り出し物物件について書かれている文中のイメージ写真で重機が家を解体している写真です。

そんな中でも、気を付けたいのが「再建築不可」物件です。

再建築不可って…

えっ! 家が建てられないってどういうこと?そんな土地があるのか?

ですよね…
それが、あるんです。 今建っている建物の代わりに、新しく建物を建てることができないって事が。

建築基準法という建物を建てる時のルールがあるのですが、それに適合していないと日本では建物が建てられないのです。
建築基準法に適合していないために再建築不可となってしまうという事です。

再建築不可の多くの理由は「接道義務」の要件に合わないためです。
道路に2m以上、その土地が接していないと接道義務をクリアできません。 
下の図を見ると、道路に1.5mしか接してないですね。
そうなると、再建築が出来なくなってしまいます。

静岡市の不動産会社、ツナグ不動産事務所のホームページブログで不動産の掘り出し物物件について書かれている文中のイメージ画像で、旗竿が他の土地のイラストです。

じゃあ、お家が新しく建てられないなら、どうすればいいんだ?

一つの手として、リフォーム・リノベーションで自分に合った間取り、新築同様のお家に変えていくのはどうでしょう。

リフォーム・リノベーションで気を付けることは?

自分のライフスタイルに合わせた間取りで、自分に建物を合わせるといった感じがリフォーム・リノベーションの良いところですよね。では、どこに気を付けたらいいのか見てみましょう。

気を付けたいのは、大きく2点です。
1.耐震性
2.住宅ローンです。

耐震性 チェックポイントは

耐震基準を考える上で、覚えておきたいのが1981年と2000年です。

静岡市の不動産会社、ツナグ不動産事務所のホームページブログで不動産の掘り出し物物件について書かれている文中のイメージ写真です

耐震基準を考えるうえで、特に気を付けたいのが1981年と2000年 という年です。
1981年は、新耐震基準に大きく変わった年です。1981年前後では住宅の耐震性が大きく異なり、実際に阪神淡路大震災で倒壊した住宅の多くが1981年以前に建てられたものというデータがあります。
2000年は、地盤の事前調査が事実上必須となったほか、柱の接合方法や耐力壁の配置について具体的な基準ができた年です。

国交省 住宅の耐震化について   こちらのHPを参考にしてみてください。

住宅ローンについて ひとこと

意外と見落としがちなのが、住宅ローンによる資金調達です。

静岡市の不動産会社、ツナグ不動産事務所のホームページブログで不動産の掘り出し物物件について書かれている文中のイメージ写真でお金と家のイメージ写真です。

一般的に住宅ローンは、再建築不可の物件となれば、貸す方の銀行も担保価値がないとみますので厳しくなります。住宅ローンは、物件を取得するためのローンであり、リノベーション自体にかかる費用は住宅ローンを利用できない可能性が高いのです。
銀行によっては、金利は高くなりますが、リフォームローンを行っています。 ローンを申し込む金融機関に問合わせて、資金調達の目途を立てておいたほうが良さそうです。

結局のところ

その物件のメリット、デメリットを考慮して、自分にとっては問題なし!この物件を楽しもう!金額重視!と思ったら、その物件は掘り出し物って事です(^.^)
でも、不動産は大きなお金が動く話ですので、お客様が後悔しないようにしてもらいたいです。
もし私なら、「相場だけど条件がいい物件」を探すかな…。

「お客さ~ん、相場より安い物件がありますよ~」とネコナデ声で、メリットばかりを言う不動産やさんには 気を付けてくださいね。

静岡の不動産探し・住宅ローンの事など、どうすればいい?と悩んだら、お気軽にツナグ不動産事務所へお問い合わせください。
お待ちしております。

売却相談・資料請求・内覧申し込みはこちら!
白猫がチェックを即すイラスト

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ツナグ不動産事務所社長。
宅建取引士・不動産コンサルティングマスター
不動産の仕事をしているとガツガツした性格だと思われがちですが全くそんなことはありません。
どちらかというと自己主張は苦手なタイプです。
こんな性格ですので、ガンガン営業するというよりも正しい情報や役に立つことをお伝えすることを心がけています。
押したり急かしたりすることは絶対にありませんし出来ません。
何か不動産のことで相談したいことがありましたらお気軽にご連絡ください。

目次