屋根は一生もつものだと思ってませんか。

こんにちは!
ツナグ不動産の松永です\(^o^)/

「屋根は一生もつもの」だと思っていませんか?

お家を探すときって、金額や築年数、間取り…が気になると思いますが、
「屋根」にもぜひ興味持ってほしいです(^.^)

屋根もメンテナンスが必要となってきます。

屋根を長持ちさせるためには劣化の症状を見極めた上で定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
しかし見た目の変化に気付きにくいこともあり、メンテナンスを後回しにしてしまうこともあるかもしれません。

メンテナンス時期や費用は、屋根の形や屋根材によって違いがあります。

屋根のことや屋根材によるメリット・デメリットを知ると、買った後の事まで考えられるようになります。
ぜひ物件選びにお役立てください。

目次

屋根の形

代表的な屋根の形は、4種類。

  1. 切妻(きりづま)
  2. 寄棟(よせむね)
  3. 方流れ(かたながれ)
  4. 陸屋根(ろくやね・りくやね)
切妻(きりづま)
寄棟(よせむね)
方流(かたながれ)
陸屋根(ろくやね)
切妻(きりづま)

よく見る一般的な屋根の形です。
とてもシンプルな構造なので
雨漏りのリスクが少ないのが最大のメリットです。

メリット

  • メンテナンスがラク
  • 雨漏りがしにくい
  • 初期費用が安い

デメリット

  • スタイリッシュな外観になりにくい
  • 三角部分の外壁が傷みやすい
寄棟(よせむね)

切妻屋根に比べ、複雑な屋根組みになります。
しっかり施工されていれば雨漏りはしませんが、屋根同士の接合部分が多い為
どうしても切妻屋根よりは雨漏りの可能性は高くなります。

メリット

  • 重厚感のある外観

デメリット

  • 雨漏りの可能性が高くなる
  • 初期費用がかかる
  • 小屋裏収納やソーラーを搭載するには不向き
片流(かたながれ)

1方向だけに勾配を付けた屋根です。
屋根組みは切妻屋根以上にシンプルです。
斜め方向へ1直線に伸びる屋根なので、小屋裏空間が取りやすいです。
ロフトや小屋裏収納部分を趣味のスペースや遊び場として使いたい方にお勧めです。
陰になる部分がないので太陽光発電にも最適です。

メリット

  • スタイリッシュな外観
  • ソーラー登載や小屋裏収納に向いている

デメリット

  • 雨漏りの可能性がある
  • 雨どいや外壁の劣化がしやすい
陸屋根(ろくやね・りくやね)

勾配が無く、水平方向に平らな屋根の事です。「ろくやね」と読みます。「りくやね」でもOKです。

木造もありますが、RC造(鉄筋コンクリート)の建物が多いです。屋上のある家ですね。
平らなので、雨漏りの可能性をデメリットとして挙げる事もありますが、ある程度の水勾配をとってしっかり防水工事をすれば心配ないです。平らなのでメンテナンスはしやすいですね。
陸屋根は他の屋根と違い、小屋裏空間が無いので、真夏の日射の熱が階下に伝わりやすくなります。

メリット

  • シャープな外観
  • 屋上を作れる
  • メンテナンスをしやすい

デメリット

  • 雨漏りの可能性がある
  • 日射熱が階下に伝わりやすい
  • 初期費用が高い

屋根材の種類

屋根の材料の種類です。大きく分けて3種類です。

  • スレート(カラーベスト)
  • 金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタン)
瓦葺き
スレート板葺き
金属屋根

瓦は最も古く伝統的な屋根材であり、そして、既存住宅で最も多く使われていました。
瓦のメリットは、何といっても「耐久性」です。
私は、瓦こそメンテナンスフリーだと思っています。

他の屋根材が10~15年でメンテナンスとなるところ、瓦は一度施工すると耐用年数が40年~100年もちます。
そして屋根材の多くは再塗装が必要ですが瓦には必要ありません。

耐震性や防災が心配されると思います。
たしかに他の屋根材の重量と比べると重いですが、最近の防災瓦は従来の瓦に比べ軽量化(約半分の重量のものもあり)され、耐震性能と耐風性能に厳しい基準が設けられているため、安心して用いることができます。

また昔から日本には、しっかりとした建物をしっかりとした重さの瓦で重しをし、建物を安定させるという考え方があります。
伝統工法の木造建築では、屋根の重さによって柱などの木材が締まり、建物全体の強度を確保するという考え方です。
重いから地震に弱いではなく、バランスのとれた壁の配置(耐力壁)をすることが重要になると考えられます。
確かにそうだなと私も思います。

スレート

カラーベストやコロニアルとも呼ばれています。
以前は、アスベストを含ませたセメントを主成分として使っていましたが、
現在は、発がん性の影響からアスベストは含まれていません。
厚みは5ミリほどで、瓦などに比べ安価で軽量、そして施工性に優れていることから普及しています。

耐久年数は15年から30年ほど。再塗装が必要になります。

そして、断熱性と通気性がないため、野地板などの屋根の下地材が傷みやすくなります。

スレートの耐久性と改修費用は、アスベストの有無が関わっているため製造年で大きく変わってきます。

 1980年代半ば~1990年代後半に製造されたスレート… アスベストが含まれている為、耐久性能は優れていますが、葺き替え費用はアスベストの処分費がかかるためかなり高くなります。

● 1990年代後半~2000年代半ばに製造されたスレート… アスベストが含まれていないが、アスベストの代替品の製造が未熟だったことから屋根材全体の中でも、不具合が多い屋根材です。具体的にはヒビや割れ、欠けなどがおこり商品によっては消費者庁からリコールされた屋根材もあります。2007年に製造中止となったノンアスベストのセキスイかわらUは、極めて割れやすく不具合が多い屋根材として知られています。

金属屋根

ガルバリウム鋼板などで知られている屋根材です。
現在では、一番多く使われています。

1980年代までの金属屋根といえばトタンでした。その後耐久性に優れたガルバリウム鋼板が登場しました。

ガルバリウム鋼板とは、アルミと亜鉛で鉄を守ることにより生まれた、耐久性に優れた鋼板です。
それまで普及していたトタンは亜鉛メッキ鋼板でしたが、トタンにアルミを加えて強くしたのがガルバリウム鋼板になります。
ガルバリウム鋼板の耐用年数は30~40年とされていますが、定期的に塗装をした方が長持ちします。

リフォームにも向いていて、葺き替えやカバー工法(重ね葺き)にも使えます。そして、積雪の多い地方でも大雪に耐えることが可能なので、安心して雪の季節を過ごすことができるそうです。

メンテナンス方法

屋根は、少々の劣化では見た目じゃ分からないため、雨漏りが起こって初めて劣化に気付くといったこともあります。
しかし雨漏りが起こったときには、屋根材の傷みはもちろん屋根材の内部や防水紙を通って家の中まで雨が侵入している状態です。
雨漏りが起こったときには劣化がかなり進んでいるため、異常がなくても早めにメンテナンスをすることをおすすめします。

塗り替えとカバー工法、張り替えをご紹介します。

※費用目安はあくまで参考金額です。

塗り替え

塗り替えは、下地がそこまで傷んでいない場合に有効な方法です。
美観や機能性を維持するために定期的に塗装を行うようにしましょう。
塗替え時期は、スレート屋根で15年~20年。
金属屋根で20年~30年を目安に。

相場の金額は、40万円~。

もちろん面積によって違いますが、塗料によっても金額は変わってきます。

私的には、長持ちする塗料(金額は高くなりますが)で、塗装の回数を減らすと、足場代や人件費が減らせるから…長い目でみると安くなるなと考えているところです(^.^)

カバー工法

カバー工法とは、今の屋根を撤去せずにそのまま新しい屋根材を上からかぶせる方法のことです。
既存の屋根を撤去・廃棄する費用や手間がかからないため、費用や工期を抑えることができるのがメリットです。見た目が新しくなるだけではなく、屋根が二重構造になることから断熱性や遮音性といった性能が上がるのも嬉しいポイントですね。

相場の金額は、80万円~。

張替え

張替えは、全てを新しくする屋根リフォームのことです。
既存の屋根の撤去・廃棄が必要なので費用と手間がかかってしまいます。しかし新しい屋根材の種類を選ばないことや下地の点検を同時にできることがメリットです。

費用目安は、80㎡(約24坪)

古い瓦から新しい瓦 170万円~。

同じ瓦を使用の場合 110万円~。

古い瓦から金属屋根 160万円~。

スレート瓦で、10年~30年前のものにはアスベストが含まれている為撤去費用が高額になります。

まとめ

屋根材によって一長一短です。何を重視するのかで変わってきます。

  • メンテナンスのし易さや快適性では、瓦屋根
  • 価格では、スレート屋根
  • 軽さやリフォームの施工のし易さでは、金属屋根

お家を探す時、ぜひ屋根にも注目してみてください!

静岡中部の不動産購入・土地・中古住宅・マンション・建売の購入・不動産売却・土地・中古住宅・マンションの売却をお考えの方は、ぜひツナグ不動産へお気軽にお問い合わせください◎
(もちろん、しつこい勧誘や営業は一切しませんのでご安心ください\(^o^)/)

こんなのも書いてます

*** ツナグ不動産の物件情報 ***

ツナグ不動産事務所で扱っている物件情報の掲載です。
気になる物件がありましたら、お気軽にご連絡ください。


「詳しい資料が欲しい」
「内覧をしたい」などお待ちしております!

居住中のお家や空き住宅、気になる物件があったらお声がけください!
静岡市の不動産 ツナグ不動産事務所は、親しみやすく相談できるパートナーです。

売却相談・資料請求・内覧申し込みはこちら!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

宅建取引士・猫飼い歴15年

お家探し協力いたします\(^o^)/
家は外観からは想像できない中身があります。いいも悪いも見に行くことをお勧めします!
お気軽にご連絡ください。特に女性とネコ好きの方お待ちしています(^o^)丿

ちなみに、築40年以上の昭和の家に住んでいます!
いつかは素敵なリフォームしたいなぁと思いながら働いてます(^.^)

目次