中古住宅の見学ポイント!

こんにちは。ツナグ不動産事務所の松永です。

中古住宅購入を検討中の皆さん、

内覧に行く時は、ここをチェックしましょう!

家を買う!と決めて、家探しを始めた。
見たい物件があった! 早速、内覧の予約をした。
そんな時、ここに注意して内覧してください\(^o^)/

目次

外壁

外壁を指で撫でてみる。
“指に白っぽい粉みたいなものが付いた”
なんて時は、外壁の塗り替え時期になっています。
または塗り替え時期を過ぎている可能性があります。
塗装の塗り替え時期は、塗料や外壁素材にもよりますが、おおよそ10年から15年ぐらいだそうです。
一見、キレイに見えても実際に触れてみるとボロボロしていたりすることがあります。
塗装が必要な状態で購入した場合、リフォーム費用がプラスされてきます。
外壁塗装のおよその費用は、大きさなどによっても違ってきますが100万円~200万円と高額になってきますので、予算の見直しが必要となります。

屋根

屋根材が、瓦でない場合

スレート材(カラーベストやコロニアルと呼ばれているもの)や金属屋根(ガルバリウム鋼板やトタン)のものは屋根も塗装が必要です。

塗替え時期は、スレート屋根で15年~20年。
金属屋根で20年~30年を目安に。

相場の金額は、50万円~。

もちろん面積によって違いますが、塗料によっても金額は変わってきます。

関連記事⇒屋根は一生もつものだと思っていませんか

クラック

black steel window grill

外壁の窓枠部分や基礎部分などに“クラック(ひび割れ)”がないかチェック!

横のクラックがあった場合は地面自体が傾いている可能性があります。
日光や紫外線の影響を受けて劣化した塗膜が素地の膨張収縮に耐えられなくなることで塗膜に亀裂が発生します。

クラックの判断基準の1つは0.5mmとされていますが、この基準だけで良否を判断すると実際のリスクの程度と相違することがあるので注意が必要です。他に関連する症状がない場合は、今後の進行状況を経過観察すればよいという注意喚起までと判断することも多いです。

蟻道にも注意してください。
建物外部の基礎でもシロアリの通り道「蟻道」がある場合があります。
シロアリといえば床下だと思いがちですが、建物外部で確認されることもよくありますので、住宅を買う時には基礎の外回りをゆっくり観察するようにしましょう。蟻道がある場合にはシロアリの被害にあっている可能性が考えられ、今現在では被害がなくても以前に被害にあっていた可能性があります。

ドアの開閉

closed blue wooden door

ドアや窓の開閉がスムーズかどうか?

ドアの開閉がスムーズでない場合、家自体が傾いている可能性がありますが、ただ単にドアの蝶番が緩んでいて不具合がある場合もありますので、いちがいに家自体の傾きを疑うものではありませんが、念の為見ておきたいところです。
家の傾きは、前面道路にあるマンホールが地面より盛り上がっていたり、逆に沈んでいたりしないかも見ておきましょう。
地盤が原因で家が傾いている場合は前面道路にも沈下などが見られる場合があります。

シミ

spacious light studio with chair

壁や天井にシミがあるか?

雨漏りがあったのかを確認しましょう。
押し入れなどの収納の内部も見ておきたいところです。
ちなみに、雨漏りが発生する原因で最も多いのが屋根の谷板金という部分で、V字の谷折りになっている繋ぎ目の金属のところだそうです。
経年劣化で腐食したり変形したりして雨漏りにつながってしまうらしいです。
天窓枠のひび割れや、ベランダの防水層の割れや剥がれなどが原因で下の部屋が雨漏りしてしまうことがあるそうです。

それから、特に真上にトイレや洗面所などがあるところは、天井に染みがないかは注意が必要です。

中古住宅の場合経年劣化は否めませんので、雨漏りがあることも珍しくはありません。雨漏りを補修すればいいことです。
ただ雨漏りの場合、補修箇所を見つけるのが難しいことがあり何度か補修を繰り返す場合があります。

聞いちゃいましょう!

内覧だけではわからない不具合がありますから、
担当の不動産会社さんを介して、修理や交換をしたほうがいいと思っているものがあるかどうか聞いてみましょう。

リフォームにかかる費用を把握したいので、修理や交換をしたほうがいいと思っている場所がありますか?」

リフォームにかかる費用を把握したいので、水漏れや雨漏りなどの不具合はありますか?」

と聞けば、角が立たないと思います。
一言、聞いちゃいましょう!

関連記事⇒リフォームを検討している方の予算は、平均265万円
リフォームどこまでやろう

ホームインスペクションなども検討しましょう

住んでいる人もまったく気づいていない不具合があるかもしれません。
特に床下や天井裏は、一度も見たことがない方が多いです。

それに、床下や天井裏など見ても専門的なことはわかりませんので、中古住宅を購入する際は「ホームインスペクション」「住宅診断」を検討しましょう。

ホームインスペクションとは、

雨漏りやシロアリ被害、建物の傾きなどの劣化状況などを、国交省が定める講習を修了した建築士が調査、診断することをいいます。
建物の状況が把握でき、改修すべき箇所などがわかることで、リフォームやメンテナンスの予定を見込むことができ、安心して購入の判断ができます。

中古住宅の場合、インスペクションを行うベストなタイミングは『申込み後~契約前』となります。
もちろん売主様の承諾が必要となりますので、仲介している不動産会社さんに相談しましょう。

ホームインスペクションを依頼するには

既存住宅状況調査技術者検索サイト https://kizon-inspection.jp/

または、
不動産会社さんが提携している調査実施者がいる場合にはそちらに斡旋を希望する旨をお伝えください。

関連記事⇒データでみる 購入者に聞いた『住まい探し 後悔した点・こだわった点など』

建物以外にチェックすること

  • 境界
    購入した後によくあるトラブルに、境界位置や越境物の問題があります。塀、擁壁などがどちらの所有物になるか、境界線どこなのか、不動産会社から説明を受けるようにしてください。
  • 駐車スペース
    駐車スペースが十分あるのか、道路と駐車スペースの車の出し入れはどうかなど現地で確認しましょう。
    駐車が苦手な私は、車が入れやすいかどうかは重要です(^^♪

内覧に持っていくといいと思うおススメなもの

  1.  物件資料・図面
  2.  筆記用具
  3.  メジャー
  4.  カメラ (スマホ)
  5.  方位磁石(スマホ)
  6.  現地の地図(スマホ)

今はスマホのアプリで対応できるものがありますので、内覧に行く前にある程度の精度のものをダウンロードしておきましょう。

  1. 物件資料や図面
    こちらは不動産会社が用意してくれる場合が多いと思います。
  2. 筆記用具
    物件資料や図面に書き込むための筆記用具も忘れずにしましょう。
    タブレットなどを利用して書き込む方もいらっしゃると思いますが、実際の図面などの紙に気が付いた点などを記入した方が、全体像をつかめるという方もいらっしゃいます。ちなみに私は紙で後から見直す派です(^.^)
  3. メジャー
    メジャーは、窓の大きさやキッチンの大きさなど様々な場所の大きさを確認できます。
    例えば、今ある家具が入るのかなどの確認に使えます。
  4. カメラ(スマホ)
    気になるところなどはカメラで撮っておきましょう。後でズームして細かい所まで確認できるのがいいですね。
    私も物件調査の時にカメラで撮りまくります。なのに後から見たい部分が欠けていたって事もあります((+_+))
    もし、撮り忘れたって時は、遠慮せず再度内覧しましょう。
  5. 方位磁石(スマホ)
    方位磁石は、窓のある向きで日当りなどを確認できます。
  6. 現地の地図(スマホ)
    物件の良し悪しを左右するのは、建物だけではありません。周辺環境がいかに整っているのか、充実しているのかも大事な判断基準になります。現地の周辺をぐるっとしてみましょう。毎日のことなのでスーパーやコンビニが近いと安心ですね。
    交通の利便性も確認しておくといいですよ。
    事前の資料には、バス停まで○○分とかありますが、実際バスの本数までは記載されていません。バス停で行き先や本数などの確認をしましょう。
    最寄りの駅では、自転車で利用する場合は駐輪場の場所や料金、空き状況などを確認しましょう。

まとめ

気になっている物件がありましたら、ぜひ内覧に行ってください!
自分の目で見て、確認することをおススメします!

お家を購入するには、大きな資金(または住宅ローンを利用して)を使うわけですから、遠慮しすぎる必要はありません。
疑問に思っていることや不安に思っていることは、不動産会社さんに相談しましょう。

静岡中部の不動産購入・土地・中古住宅・マンション・建売の購入・不動産売却・土地・中古住宅・マンションの売却をお考えの方は、ぜひツナグ不動産へお気軽にお問い合わせください◎
(もちろん、しつこい勧誘や営業は一切しませんのでご安心ください\(^o^)/)

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この記事を書いた人

宅建取引士・猫飼い歴15年

お家探し協力いたします\(^o^)/
家は外観からは想像できない中身があります。いいも悪いも見に行くことをお勧めします!
お気軽にご連絡ください。特に女性とネコ好きの方お待ちしています(^o^)丿

ちなみに、築40年以上の昭和の家に住んでいます!
いつかは素敵なリフォームしたいなぁと思いながら働いてます(^.^)

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